これからの政府の作り方について対談の体をとってあれこれ述べている。
まさに昨日デジタル庁が発足したわけだが、大事な事はアウトカムとして何ができたか(スマホ一つで引越手続きが終わるとか)であって、何を作ったかで評価すべきだなと改めて思う。
企業だとプロジェクトの成否が数値で評価させるのは当たり前だと思うのだけど、行政のシステムはどうもその機構が働いていない。
たまに新聞で記事が出るだけに見える。
とすればローンチ後の一定期間で利用者の満足度(何ならほとんど使ってないとか)を計測し公開ことを強制してみてはどうだろう。
民主党等が事業仕分けとかやっていたが、事後の評価としていくら税金使って成果はこれですよ。って事もやる仕組みがあっても良いのではないか。と言うかあるべき。
もう一つ参考になりそうなのがエストニアとインドの例。共に政府とは別の組織がAPIやシステムを開発し、それを利用するという仕組み。
エストニアのシステムはOSSとして開発されているっぽいからそもそも論として日本でこれを市町村レベルで導入することはできないか、
等が本当にデジタル庁がやるべきことだろう。
一冊の本としてまとまっているとは言えないが、
都度都度ヒントになりそうな部分だけを取り出して活用できそうな本。